ビザの新規申請や延長手続きの際に必ず必要になるのが本人の顔写真。
これは、他の資料と違ってパソコン上で作って印刷すればよいというような類のものではないから、手続きされる本人にとって意外と面倒臭い準備資料の一つではないかと思われる。
ところでこの顔写真、居留証(ビザ)に必要な写真の大きさというのがあまり周知されておらず、各情報ソースにはいずれも2寸サイズとまでは記されているが、じゃあその2寸サイズというのは何mmX何mmなのかという情報は、インターネットで調べても情報に随分幅がある
ネット上では2寸写真の説明として33x53であるとか、38X53とか、35X45など各種のタイプが出てくるようで、選択するほうでも迷ってしまう。
この原因として、基準となる単位がメートル法のセンチではなく、インチ(寸)表示であることに理由がある。
実は弊社でもやはり2寸サイズとして説明してきていたが、恥ずかしながら詳しいメートル法表記をしてこなかった。
そこで、今後案内に関して情報の正確さを期するために、2寸サイズとして必要な写真サイズはどのサイズなのか改めて確認することにし、今回ちょうどこちら自身のビザ更新期限が来て顔写真が必要となったので上海の地下鉄駅にあるスピード写真機で撮影してきた。
下記が日本でもお馴染みのスピード写真機であり、上海の主要地下鉄駅には設置されている。
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外観に料金表示がないのだが、これは写真によって料金が違うということなのだが、やや不親切である。
言語表示は、英語、フランス語、広東語、中文(普通語)と結構幅広く選べるが、残念ながら日本語は無いようだ。
言語表示の選択を終える(中国語を選択)と、次に写真サイズの選択となる。
数が多く迷うが、Visa Photと書かれたものをまず選択する。(料金は30元)
すると次の画面でどこに出すものかを選択する画面となるので「通用签证」を先約する。
さらに次の画面で、眼鏡をつけているのか否かを尋ねられるので選択する。
選択が終わると、「髪の毛が顔にかからないように」「帽子は取りなさい」「背景と同じ色の服は避けて」などの注意事項が書かれた画面が現れるので、内容を承知したらOKを押す。
さて準備が出来たら、右下の赤いボタンを押して椅子の高さを調節、その後緑のボタンで撮影開始である。
撮影機会は2回与えられ、1回目の写真を確定した後、2回目の撮影をもっと明るくするとか暗くするとか条件を調整できる。
そして2枚の撮影を終えた後に、2枚の写真の中から採用する方を選択する。
その後システム内部で証明写真として問題ないかの自動チェックを経て、写真が確定する。
ここで初めて料金が表示され、投入する。今回は30元であり10元札と20元札しか受け付けず、そのほかの紙幣やコインは駄目のようである。
でお金を投入すると、実際の印刷を始める。
出てきたのが写真の6枚つづりの写真。
確認すると各写真とも33X48のサイズとなっている。
各人の居留証(労働ビザ)の一回の更新では数枚しか使用しないので枚数的には十分であるが、下部のQRコードを利用すれば、焼き増しも可能のようである。
よって今回の検証を受け、他動的で申し訳ないが、弊社もこれに倣い今後は顔写真については33X48サイズを推奨することにさせていただく。
昔に比べ随分進化したスピード写真であり、是非皆さまのビザその他の手続きに役立てて頂きたい。
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